言葉の「インフレ」時代に…俵万智さんが守りたいものは

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河野通高
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 1879年(明治12年)1月25日に大阪で第1号を発行した朝日新聞は、今月2日に創刊5万号を迎えた。長い日々を伝え継ぎ、読み継がれてきた新聞。大阪府生まれの歌人、俵万智さんに、言葉や新聞への思いを語ってもらった。

創刊前日の夜にはどんなドタバタが?142年の歩みを振り返る特別紙面を無料会員・有料会員のお客様に「紙面ビューアー」でお届けします。

 たわら・まち 1962年、大阪府生まれ。58歳。早稲田大在学中から短歌を始め、87年の「サラダ記念日」で現代歌人協会賞。子育ての日々を詠んだ「プーさんの鼻」で2006年の若山牧水賞。最新刊は20年に刊行した「未来のサイズ」。

 私がいま暮らしている宮崎県では「だれやめ」という言葉があります。だれ(疲れ)をやめる。つまり、お疲れさまのような意味です。以前住んでいた沖縄・石垣島では同じ意味で「ぶがり直し」。どちらも打ち上げで飲むときなどに使われ、人と人のつながりを感じさせてくれる言葉。方言はローカル文化の集約です。

 そんな温かみのある方言に触…

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