菅義偉首相は2日、衆院予算委員会の締めくくり質疑に出席し、論戦に臨みました。内閣広報官を辞職した山田真貴子氏らに対する首相の長男らによる高額接待問題、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の解除の是非などをめぐり、野党の追及や質問にどう説明したのか。論戦を詳報します。
丸川氏はアジアンビューティー――。自民の鬼木誠氏が質問の中で、丸川珠代五輪相の容姿に触れながら称賛し、委員室がざわめく場面があった。
拡大する衆院予算委で質問した自民党の鬼木誠氏=2021年3月2日午前9時17分、国会、恵原弘太郎撮影
鬼木氏は、地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」の2015年の採択をめぐり、当時環境相だった丸川氏とフランス・パリを訪問した際の話を披露。鬼木氏は当時、環境大臣政務官で、丸川氏は「上司」だった。
鬼木氏は、パリ協定の採択に向けて、「当時の丸川珠代大臣。国際的な交渉を重ねた当時の思い出、ご苦労、また脱炭素に向けての考え、今の気持ちをお聞かせください」と質問した。
丸川氏は「当時の鬼木政務官には実務者のトップと交渉してもらって重要な役割を担ってもらった。この場を借りて心から感謝を申し上げたい」と答弁。
これに対し、鬼木氏は「丸川大…
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