温泉の白浜町、税収1億円減の見込み 入湯税収入が激減

大野宏
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 新型コロナウイルスの感染拡大で観光業が打撃を受けている和歌山県白浜町で、今年度の入湯税などの町税収入が約1億円減る見込みとなった。町は2日開会の定例町議会に、減額補正した予算案を提出する。

 町は温泉利用者から原則1人1日150円(日帰りを含む)の入湯税を徴収している。2019年度決算では約1億9400万円で、町税収入の約6・1%。20年度も約1億9100万円を見込んでいた。

 しかし、町観光課の統計では、20年の観光客は前年比3割減の約237万人。東日本大震災のあった11年以来9年ぶりの200万人台となり、統計を取り始めた1974年以来最大の落ち込みとなった。これを受けて町は20年度の入湯税収入を当初予算から7800万円減の約1億1100万円、町民法人税収入を約3千万円減の約1億6300万円として補正予算案に盛り込んだ。

 同日提案する21年度当初予算でも法人町民税は前年当初比21・8%減の約1億5100万円、入湯税は4・5%減の約1億8300万円。町税全体では4・3%の減収となっている。井澗誠町長は「ワクチン接種が進んでも観光が一飛びに元へ戻るとは思えず、税収はまだ上がらないと考えている。夏ごろから少しでも回復すると予想し、イベントや行事を企画していきたい」と話した。(大野宏)