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 福岡県宮若市の鉄造形作家、石橋鉄心さん(76)が干支(えと)の丑(うし)にちなんだ新作を制作した。「コロナ禍で困難な時代に牛のように一歩一歩前へ進もう」との思いを込めて、主宰する「鉄の美術館」の入り口に置いている。

 新作がモチーフにしたのは牛の頭と、福岡県福津市の宮地嶽神社に伝わる縁起物のモマ(フクロウ)で、両者を一体化させた。高さ140センチ、重さ65キロ。直径6ミリの丸い鉄棒を溶接して造形、目玉の部分には鉄パイプの廃材をはめ込んだ。

 石橋さんは2006年に子ども3人が犠牲になった福岡市の飲酒運転事故を機に、翌07年の分から干支シリーズの制作を開始。のぼりを添えるなどして道行く車に飲酒運転撲滅を訴えてきた。今後はフクロウと干支の動物の組み合わせに取り組むという。(遠山武)