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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は2日、理事会を開き、新たに12人の女性理事候補を選んだ。複数の大会関係者によると、五輪マラソン金メダリストの高橋尚子、パラリンピックのアルペンスキー金メダリストの大日方(おびなた)邦子の両氏らで、3日の評議員会で選任される見通し。

 森喜朗前会長が女性蔑視発言で辞任したことに伴う男女平等への取り組みとして、橋本聖子会長は女性理事の割合を40%に引き上げる目標を掲げていた。3日の評議員会で理事定数は35人から45人に増やし、女性理事は現在の7人を含め計19人となる見通しで、女性理事の割合は現在の約20%から40%超に高まり、目標達成となる。理事会ではこのほか、バレーボール五輪金メダリストの荒木田裕子理事を副会長に選んだ。

 理事会の複数の出席者によると、「女性理事の数だけを増やして、単なる数合わせと見られるのではないか」との指摘があった一方で、「これを大会までの一過性のものに終わらせず、スポーツ界や日本社会のレガシーにしていかなければいけない」という意見が出たという。

 関係者によると、高橋、大日方両氏以外の新理事候補は次の各氏。芳賀美津枝(登別アシリの会代表)▽林いづみ(弁護士)▽日比野暢子(桐蔭横浜大教授)▽籾井圭子(日本オリンピック委員会常務理事)▽矢野晴美(国際医療福祉大教授)▽來田(らいた)享子(中京大教授)▽斎木尚子(東大公共政策大学院客員教授)▽佐々木かをり(イー・ウーマン社長)▽白石弥生子(東京都障害者スポーツ協会会長)▽白波瀬佐和子(東大大学院教授)