平等院で関白忌 震災復興、コロナ平癒も祈る

小西良昭
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 京都府宇治市の平等院を創建した平安時代の関白・藤原頼通(よりみち、992~1074)をしのぶ「関白忌」の法要が2日、鳳凰(ほうおう)堂で営まれた。春を告げる行事として知られる。

 頼通は父・道長の別荘を改めて、1052年に平等院を開いた。釈迦の教えが衰える「末法」が始まる年とされ、極楽浄土への願いが背景にあった。

 948回忌の今年は、新型コロナウイルス対策で平等院の僧らだけが参加。本尊の阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)の前で、ハスの花びらの形の紙をまく「散華(さんげ)」で仏を迎えた後、読経した。

 神居文彰(かみいもんしょう)住職(58)は「東日本大震災からの復興と、コロナで人々が苦しむことが早く収まり、日常の生活を取り戻すように祈りを届けたい」と述べた。(小西良昭)