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 災害時の避難所で役立ててもらおうと、伊佐市女性消防分団(春口章子分団長、18人)が不用になった段ボールを活用した手作りベッドを試作し、お披露目の会合がこのほど、市役所大口庁舎で開かれた。

 同分団は2014年に結成。看護師や主婦、市職員らのメンバーが、高齢者向けの指導といった火災予防活動などを続けている。

 手作りの段ボールベッドは2年ほど前から温めてきたアイデアという。既製品もあるが、費用をかけずにすむようにと不用になった段ボールを使うことにした。市内の医療機関から不用品の提供を受け、寝心地も使い勝手もいい試作品作りに取り組み、1年がかりで完成させた。

 2月にあった会合では、橋本欣也市長や市消防団の代表者らに試作品を披露した。内部を補強した縦55センチ、横25センチ、高さ50センチの段ボールを、利用者の身長によって二十数個組み合わせてベッドにする。粘着テープやカッターなどがあれば誰でも簡単に作製でき、持ち運びもしやすいという。

 座ったり、寝転がったりして感触を確かめた橋本市長は「床の上に寝るより弾力性がある。災害時に有効に利用できれば非常にいい」。防災士の資格を持つという春口分団長は「作り方を伝えていきたい」と話している。(伊佐通信員・周防原孝司)

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