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 前線を伴った低気圧が北海道付近を通過した2日、十勝地方や上川地方の一部で大雪警報が発令されるなど、道内各地で記録的な積雪となった。

 気象庁によると、24時間降雪量(午後6時現在)では3月の記録更新が続出した。上川地方の和寒町と富良野市で各48センチ、東神楽町34センチ▽胆振地方の安平町39センチ、白老町28センチ、苫小牧市24センチ▽後志地方の寿都町41センチ、蘭越町33センチだった。

 積雪では、胆振地方の豊浦町で1983年の観測開始以来、過去最高となる116センチの積雪を記録。道央の新篠津村193センチ、岩見沢市195センチ、遠軽町103センチと、いずれも3月の記録としては過去最高を更新した。札幌市中央区の積雪79センチは今季最高だった。

 釧路地方や十勝地方を中心に臨時休校が相次いだ。北海道教育委員会などによると、公立小学校107、中学校69、高校19など公立・私立計208校が休校となった。下校時間を繰り上げた学校も小中高校など計118校にのぼった。

 影響で陸と空の交通網は終日、大きく乱れた。

 JR北海道は全ての特急列車120本の運転を見合わせた。2日夕時点の集計では、運休は快速・普通を含めて728本と1日の運行数(1252本)の約6割にあたる。特急の全休は、胆振東部地震に伴うブラックアウト(全域停電)の影響を受けた2018年9月6~8日以来という。

 新千歳空港と札幌圏を結ぶ快速エアポートは40本が運休。このほか、根室線の滝川―根室、石北線の新旭川―網走、宗谷線の旭川―稚内など、多くの路線で終日運転を見合わせた。3日は午前中を中心に特急16本を含む計134本が運休する見込み。

 空の便では新千歳空港発着の68便が欠航した。丘珠空港では全22便が欠航した。そのほか稚内、釧路、帯広、旭川、女満別の各空港でも全便が欠航した。

 函館市では排雪作業中とみられる事故もあった。函館中央署によると、2日午後2時50分ごろ、函館市臼尻町の臼尻漁港で軽トラックが海中に転落、運転していた男性(82)の死亡が確認された。除雪した雪を捨てるため、バックで海に近づいていたという。

 道路への雪崩による交通事故も起きた。道警によると、2日午後1時40分ごろ、芦別市芦別の国道452号でトレーラーと乗用車の計2台が雪崩に巻き込まれた。トレーラーの運転手が割れた窓ガラスで軽傷を負った。午前10時半ごろには共和町の国道5号で軽乗用車が雪崩に巻き込まれたが、運転手の男性は自力で脱出してけがはなかった。

 札幌管区気象台によると、3日は次第に天候が回復するとみられる。

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