無失点でも157キロでも不満 ソフトバンクの先発争い
菅沼遼
(2日、オープン戦=福岡ソフトバンクホークス14―2中日ドラゴンズ)
5年連続日本一を狙う福岡ソフトバンクホークスではいま、開幕ローテーションを巡る争いが激しくなっている。千賀滉大ら主力がけがで出遅れ、6枠中3枠が未定。2日のオープン戦の初戦では7年目左腕、23歳の笠谷俊介がその筆頭に名乗り出る好投を見せた。
笠谷は無安打無失点
笠谷は中日ドラゴンズを相手に、一回は10球のうち9球がストレートで勝負。力みのないフォームから140キロ台後半を立て続けに投げ込んだ。
二回以降は縦に落ちる得意のナックルカーブに加え、横の変化も加えるため、オフに磨きをかけたスライダーも織り交ぜた。
4回を52球、被安打0の無失点に封じた。「変化球がすごく良くなっていると思う。今季はカーブもスライダーも自信をもって投げられている」と手応えを得たようだ。
師匠はチームメートの同じ左腕、40歳の和田毅。2017年からオフの自主トレーニングをともにし、体の使い方から日々のルーティンまで学んできた。
このオフには「8割くらいの…
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