女子生徒279人全員を無事解放 ナイジェリアの拉致

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 ナイジェリア北西部ザムファラ州の学校から数百人の女子生徒が武装勢力に拉致される事件があり、州知事は2日、全員が無事解放されたと発表した。AFP通信などによると、地元当局は当初317人が拉致されたと発表していたが、実際は279人だったという。

 報道によると、2月26日午前1時ごろ、同州ジャンゲベにある政府系の女子中等学校に武装勢力が発砲しながら侵入。寄宿舎にいた女子生徒たちを車両に乗せたり、歩かせたりして周辺の森の中に連れ去ったという。

 ブハリ大統領は事件直後、ツイッターに「巨額の身代金を期待して罪のない生徒を標的にする賊や犯罪者たちの脅迫に我々が屈することはない」と投稿。生徒の救出を最優先にするとしていた。その後、政府は武装勢力と接触し、解放に向けた交渉を進めていたという。

 同国では、身代金目的とみられる武装勢力の学校襲撃事件が相次いでいる。2月半ばには中部ナイジャ州カガラで政府系の学校が襲われ、男子生徒や教師を含む約40人が拉致された。昨年12月にも北部カツィナ州カンカラの男子学校から生徒300人以上が連れ去られた。いずれも解放されている。(ヨハネスブルク=遠藤雄司)