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 新型コロナウイルスの感染が再拡大した昨年12月、生活保護の利用申請は全国で前年同月より6・5%多い1万7308件だったと3日、厚生労働省が発表した。4カ月連続の前年同月比増で、5%以上増えたのは初めて緊急事態宣言が出た昨年4月以来となった。

 生活保護の申請は昨春に急増した後、昨年5月以降は前年水準を下回って推移していたが、9月から増加に転じた。前年比の増加率も月ごとに上昇している。厚労省によると、新型コロナの影響で厳しい雇用情勢が続いていることが影響したとみられる。年末年始に生活困窮者が増えると見込まれ、厚労省はホームページなどで「生活保護の申請は国民の権利」と呼びかけ、積極的な利用を促していた。

 12月に生活保護の利用を始めた世帯は1万7272世帯で、前年同月比4・0%増だった。一方、生活保護を利用している人の数の合計は前年同月比1・0%減の205万391人。世帯数では163万8124世帯で、前年同月比0・1%増だった。(石川春菜)