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 唾液(だえき)に含まれる新型コロナウイルスの量を調べることで、感染した人の重症度について判断したり、死亡のリスクを予測したりするのに役立ちそうだとする研究結果を、米エール大の岩崎明子教授たちのチームがまとめた。治療がうまくいっているかどうかを判断するのにも役立てられる可能性がある。

 新型コロナに感染しているかどうかを調べるPCR検査では、唾液や鼻の奥などから採取した検体にウイルスが含まれているかどうか、その有無だけを判断するのが基本だ。これとは別に、ウイルスが「どの程度含まれているか」を調べる方法もあるが、その量をどう評価すべきかは定まっていなかった。

 岩崎さんたちは新型コロナに感染して入院した人や、軽症ですんだ人ら約280人に協力してもらい、唾液と鼻の奥からそれぞれ検体を採取し、ウイルス量を測定。症状などとの関係を調べた。

 すると、発症から10日以内に唾液から測定されたウイルスの量は、症状が中等度よりも重度の人の方が、また生存者よりも、後に亡くなる人の方が多かった。こうした傾向は鼻の奥の検体では、はっきりしなかった。また、その後の複数回の測定でも、唾液中のウイルスの量は、重症の人は軽症の人よりも多かった。

 新型コロナの重症化に関係するとされ、血液中に現れる複数のたんぱく質も、唾液でウイルス量が多かった人では検出されやすかった。

 唾液からの検体の利用は、とる…

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