森発言から透ける「オールド・ボーイズ・ネットワーク」

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編集委員・秋山訓子
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アナザーノート 秋山訓子編集委員

 森喜朗元首相(83)が女性蔑視発言で東京オリンピックパラリンピック大会組織委員会の会長を辞め、後任人事も迷走のうえ橋本聖子氏に決まった。

 一連の騒動を見ながら、女性への偏見ももちろんだが、これはオールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)の問題だと感じた。

 オールド・ボーイズ・クラブともいう。男性のムラ社会といえるかもしれない。多数派の男性が築いた暗黙のルールやお約束に満ちた、仲間うちの閉じた世界のことだ。

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 森氏の問題発言に対して笑いがおこり、誰もたしなめない。「私どもの組織委員会に女性は7人くらいか。7人くらいおりますが、みなさん、わきまえておられて」とも森氏は語ったわけだが、そこにいた仲間たちはみな、OBN、ムラ社会のルールを「わきまえて」いたわけだ。後任に川淵三郎氏を森氏が指名したのも、仲間うちの論理と言えよう。

 森氏を「朝食会場で必ず問いつめる。東京で会いましょう」とツイッターで発言したアイスホッケー女子の元カナダ代表で国際オリンピック委員会(IOC)委員のヘイリー・ウィッケンハイザー氏も「オールド・ボーイズ・クラブ」の表現を使っていた。

日本社会にはびこるOBNの実態とは。秋山訓子編集委員がポッドキャストで解説します。

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 私自身も、政治及び政治ジャ…

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