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 千葉県市川市の村越祐民市長(47)が、約360万円をかけて市長室にシャワー室を設置したことが市議会で明らかになり、市民らから批判が相次いでいる。市議会は3日、シャワー室を撤去し、設置費と撤去費を市長が負担するよう求める決議を可決した。

 市によると、シャワー室は市長室からしか入れないトイレ内に昨年10月に設置された。新庁舎の整備事業費の剰余金をあて、市議会に報告していなかった。

 一部市議が気付き、2月26日の市議会で質問。市長は「災害時に市長室に詰める時にシャワーが必要だ。非常時には職員にも使ってもらう」と説明した。ただ、高額の設置費や市長室の1階上に職員用シャワー室3室があること、市長室では職員が入りにくいことなどから、「市長専用ではないか」と批判され、3日午後までにメールで受け付ける「市民の意見箱」には381件の声が届いた。多くが設置に批判的という。

 撤去決議案は、自民党や公明党などが提出し、41人中28人の賛成で可決された。設置費と撤去費を市長報酬から減額するよう求めている。決議に法的拘束力はなく、市長は決議後に「真摯(しんし)に対応する」との談話を出したが、撤去に応じるとは言明していない。

 村越市長は2019年、自身の公用車に米テスラ社の高級電気自動車を導入したが市議会が見直し決議を可決し、契約を解除した。(三嶋伸一)