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 3日の桃の節句にちなんで、警察署が様々な啓発の行事を開いた。

 信号のない横断歩道の手前にある「◇」マークについての認知度を上げ、交通事故を減らそうと、名古屋市の中署などが3日、啓発のキャンペーンを行った。ひし餅などを配り、横断歩行者への注意を呼び掛けた。

 同市中区の栄広場で、「道路の◇を見たらアクセルを戻してください」などと呼び掛け、ひし餅や、◇のマークが入ったマスクなど約150セットを配った。道路標示の◇は、その先に横断歩道や自転車横断帯があることを示す。道路交通法では、横断歩道を渡ったり渡ろうとしたりしている歩行者などがいない場合を除き、車は横断歩道付近ですぐに停止できる速度で進むよう定めている。

 県警によると、昨年は信号のない横断歩道を横断中の事故が248件起こり、歩行者5人が亡くなった。中署の長谷川修市交通課長は「歩行者の事故は死亡事故に直結する。◇を見たらアクセルを戻すことを徹底してほしい」と話した。

 前日の2日には、自動車サービス業「キムラユニティー」(名古屋市)から県交通安全協会中支部に小型の白バイクを贈呈。今回のキャンペーンや、今後の広報啓発活動に役立てるという。(高絢実)

     ◇

 中村署には、警察官による訓練や安全講習などの様子を再現したひな人形が飾られている。防犯や交通安全の呼びかけを目的に、少なくとも3月9日まで展示する予定だ。

 展示しているのは、免許返納に訪れる高齢者や、自転車の安全講習を受ける子どもらを模した約60体。中には泥棒役と警察官役に分かれて訓練する姿も。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ひな人形もマスクを着けて、ソーシャルディスタンスを保った飾り付けになっている。

 ひな人形の展示は、主婦でつくる一般社団法人(名古屋市熱田区)が主催の「福よせ雛(ひな)プロジェクト」が担った。各家庭で役割を終えたひな人形を預かって、日常生活を再現する姿に加工している。毎年2~4月ごろ、各種の啓発活動のため全国各地で展示している。

 プロジェクトの吉野孝子さん(64)は、「展示を通して、警察のみなさんもひな人形も頑張っていると伝えたい。住みよい愛知を実現したいですね」と話している。(山下寛久)

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