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 【静岡】浜松市天竜区に伝わる阿多古和紙で作った書籍が13日まで、東京・丸の内3丁目の新国際ビル1階で展示されている。同市北区の「出版のススメ研究会」(前田浩社長)が制作し、グッドデザイン賞を受賞した「家族を見つめる本」だ。

 阿多古地区ではコウゾやミツマタが多く自生し、500年前から和紙が作られていた。素朴で味わい深く、耐久性があるという。最盛期は65軒ほど作っていたが、今は1軒のみ。同研究会はこの和紙を使った豪華な自分史書籍作りに取り組んだ。依頼者の人生を取材し、家族で語り合ってもらうという狙いだ。

 丈夫な和とじとハードカバーを組み合わせ、丁寧に作ったことが評価され、昨年10月に同賞を受賞。受賞作から44点が選ばれ、同賞関連の会場で展示されている。前田社長は「阿多古和紙の魅力を全国に発信したい」と話している。(長谷川智)

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