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 【神奈川】相模原市議会の石川将誠(まさのぶ)・前議長(44)が議長在任中、議会局の幹部職員を議長室出入り禁止にしたり部屋の前に立たせたりし、LINEで「俺の視野から消えて下さい」などとメッセージを送っていたことが市の調査でわかった。市は「パワーハラスメントにあたる」と判断し、調査結果を議会側に報告した。石川市議は取材に「真摯(しんし)に受け止めるが、パワハラとは認識していない」と話している。

 石川市議は2019年5月に議長に就任。複数の市や議会関係者によると、昨年12月に石川市議の言動や行動について議会局に告発文が届き、市総務局が調査を始めた。一方、石川市議は同月18日、「一身上の都合」として議長を辞職した。

 市総務局は1~2月、石川市議や市職員ら約30人に聞き取りを行った。

 その結果、昨夏の約1カ月間、議長だった石川市議が議会局の幹部職員らに議長室の出入り禁止を申し渡したり、議長室の前に立たせたりしていたことが判明。複数の幹部職員が入ったLINEのグループで、「俺の視野から消えて下さい」「邪魔です」などと多数のメッセージを送っていたこともわかった。ハラスメントの対象となり、傷病休暇を取っている職員もいるという。

 石川市議は市の聞き取りに、LINEアカウントが自分のものだとし、言い過ぎだったと認めたという。市側は調査結果を2月下旬に議会側に報告。市側は、これらの言動や行動は、市職員なら懲戒処分の対象になるとしている。

 石川市議は「議会局職員は家族同然の付き合いだったが、親しき仲にも礼儀ありということなのだろう」と説明。「休職に至った職員が一日も早く復帰出来るよう、自分が全責任を取りたい。異議申し立てなどは考えていない」と話した。

 市側から報告を受けた議会側は、各派代表者会議で取り扱いを検討する。

 石川市議は南区選出で、4期目。2月28日付で自民党市議団を離れ、現在は無所属。(岩堀滋