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 妊活(にんかつ)の悩み、一人で抱えないで――。滋賀県甲賀市信楽町の女性2人が、妊娠や不妊治療、流産などについて語り合う「ぷれぷれママパパサロン」を月に1回開いている。「言えるは癒える」をキーワードに、「話すことで心の整理を」と広く参加を呼びかけている。

 祝日だった2月23日。信楽町長野の信楽中央公民館に6人ほどの男女が集まった。始めたのがアクセサリーづくり。ビーズをつなげてストラップを作りながら、流産の体験や妊活の話などをする。甲賀忍者の話題といったたわいのない会話も生まれ、穏やかな時間が流れた。

 サロンの代表は茶農家の北田麗子さん(34)、副代表は看護師の歯黒あずささん(35)。北田さんは卵管の手術などを経験し、第2子に向け妊活中。歯黒さんは3人の子を授かったが、切迫流早産のため約半年入院したという経験がある。

 一昨年の秋、信楽町の子育て支援センターで2人は出会った。妊活の大変さや「性」の話の大切さ、悪気なく「子どもはまだ?」と声をかけられるつらさなど、互いの思いが一致。気軽に話せる場をつくろうと、昨年2月に「ぷれぷれママパパサロン」を始めた。

 毎回、ワークショップやゲストの講話を企画する。どの病院でどういう治療をしているかや料金などの情報交換もするが、それ以上に「話し合い」を大切にする。つらい経験や将来への不安をはき出してもらう。高齢出産のリスクや流産の原因、男性の不妊治療についても、多くの人と会話を共有したいという。

 北田さんは「例えば『がん』も、昔ならかかったことさえ人に言えなかったのが、時代とともに変わってきた。不妊についても同じように社会全体に理解が広がって欲しい」と訴える。

 次回は3月28日午前10時~正午、信楽中央公民館で。ファイナンシャルプランナーをゲストに呼び、老後のお金について話してもらう。無料。4月は11日、5月は30日に開催予定。サロン中、託児も受け付ける。Zoomによるオンライン参加も可能。問い合わせは北田さん(090・5964・2756)へ。(奥平真也)