神宮桃子
エトロが2021年秋冬ウィメンズコレクションをショー形式の映像で発表した。
ブランドによると、「社会通念にとらわれない独特な美学を伝える」ため、20世紀に活躍したバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフと、ギタリストのジミ・ヘンドリックスを着想源にした。この2人のアーティストに共通するのは「自由奔放で反逆的な姿勢」だという。
バレエの衣装を思わせる刺繡(ししゅう)の入ったトップスや、フリンジのついたジャケットなどがエキゾチックな雰囲気だ。どれも装飾性が高く、個性的なアイテムだが、カーキや茶、オレンジ、黒など落ち着いた色調でまとめていた。ミニ丈のドレスにひざ上まであるブーツ、ペイズリー柄とアニマル柄をミックスしたアウターなど、活動的で自信に満ちたスタイルで、「自由に好きなものを着る」という姿勢が伝わってきた。さっそうと歩くモデルたちが時折見せる笑顔も印象的だった。(神宮桃子)
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朝日新聞社会部