男女格差指標、11年連続トップの国 転換点は46年前

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聞き手・笠原真
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 世界経済フォーラムが発表しているジェンダーギャップ(男女格差)ランキングで、11年連続で1位を維持している国がある。漁業が盛んな島国で、火山があって温泉が豊富。そんな日本との共通点も多い北欧のアイスランドだ。かたや、日本は2019年のランキングで153カ国中121位。アイスランドはどのように男女格差の解消を進めてきたのか。次期駐日アイスランド大使のステファン・ヨハネソン氏に聞いた。

記事の後半では、アイスランドが国をあげて男女平等に取り組むようになった経緯を紹介しています。

 ――森喜朗元首相による女性蔑視発言が国内外から批判されました。男女格差の解消に向けて、日本はまだ多くの課題を抱えています。

 日本だけでなく世界のどの国にも、男女格差や女性蔑視といった問題があります。2017年に女性たちが性的被害を訴えて声を上げた「#MeToo運動」はそれを顕在化させました。ジェンダーギャップ指数が1位のアイスランドでは女性の活躍が目立ちますが、それでも同じようにこの運動が広がりました。アイスランドでもまだ完全に平等というわけではなく、課題を抱えているのは同じなのです。

 ――アイスランドの1位は11年連続です。日本は何を学べるでしょうか。

 アイスランドの場合、小さな国であることに加え、世界のトレンドに敏感で開放的な国民性が、男女格差の是正を進められた要因の一つかもしれません。ただ、方法は国によって違います。文化や考え方が異なるからです。アイスランドは人口約36万人の小国であり、1億2千万人以上の人口を抱える日本とは状況が違います。

 一方で、どんな国にも共通して言えることは、前向きで有効なアプローチが必要だということです。その上で、アイスランドの政策や法律、アクションプランなどの手法は参考になるかもしれません。

 ――代表的なものを教えてください。

 たとえば、アイスランドは1…

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男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]