NTTの高額接待、総務省幹部認める 報道受け事実確認

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 総務省の谷脇康彦総務審議官ら複数の幹部が、NTTグループ側から高額な接待を受けていたと文春オンラインが報じたことを受け、加藤勝信官房長官は4日午前の記者会見で、同省による事実確認に、谷脇氏が会食したことを認めていることを明らかにした。同省は3日付で人事院国家公務員倫理審査会に調査の開始を通知したという。

 加藤氏は「迅速、正確かつ徹底して真相究明に当たってもらいたい」と述べた。谷脇氏は、菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社からの接待問題で、国家公務員倫理規程に違反していたとして、先月24日に減給などの処分を受けた11人のうちの1人。谷脇氏は先に国会答弁で、他の放送事業者通信事業者と会食したことは認めたものの「国家公務員倫理法に抵触する恐れがある会食をした事実はない」と述べていた。

 国家公務員倫理規程では、利害関係者が費用を負担する接待は禁じられている。割り勘でも1回1万円を超える飲食は事前の届け出が必要だが、総務省秘書課によると、谷脇氏らの届け出はなかったという。

 報道によると、NTTの澤田純社長らから接待されたのは谷脇氏、総務省の巻口英司・国際戦略局長と前内閣広報官の山田真貴子氏の3人。昨年6月に巻口氏と総務審議官だった山田氏は1人あたり約5万円、谷脇氏は2018年9月~20年7月に計3回で17万円を超える接待を受けたとしている。NTT広報室は朝日新聞の取材に「(報じられた)会食を行ったことは事実」と認め、詳細について確認しているという。