あみ~ゴが2児の母に 家族が活躍の幅、広げてくれた

聞き手・小若理恵
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 「あみ~ゴ」の愛称で親しまれるタレントの鈴木亜美さん。2児の母になり、歌手や俳優の仕事だけでなく、家事をテーマにしたバラエティー番組への出演など、活躍の幅を広げています。働く姿を通じて、「子どもたちにかっこいいと言われるママになりたい」と語ります。

 長男(4)と次男(1)がいます。夫とは「子どもができてもパパ、ママと呼ばないようにしようね」と言っていたのに、いまではすっかり「パパ」と「ママ」。私自身が180度変わりました。

 結婚当初はDJもしていたので夜型でしたが、子どもが生まれてからは自分のことより家族が中心の生活になりました。人目につかないようにしていたのに、今では子どもを抱っこして、スーパーの袋を持って、時に怒って。変装? そんなの全然しないです(笑)。

 昨年2月に次男が生まれてすぐ、新型コロナウイルスの影響で会社員の夫がテレワークになりました。掃除や家事をしてくれたり、長男を外に遊びに連れて行ってくれたりしてすごく助かりました。

すずき・あみ 1982年、神奈川県生まれ。「love the island」でデビュー。結婚後はバラエティー番組でも活躍中。涼しい顔で激辛料理を平らげる姿は「激辛あみーゴ」の異名も

 夫は出張が多く、長男は完全にママっ子。一緒に過ごす時間が増え、長男はパパと遊ぶのが大好きになりました。4歳の誕生日プレゼントにもらった自転車も、パパと一緒に練習して乗れるようになりました。

 子どもの成長をそばで見られるのは、親にとって幸せなこと。夫も同じだと思います。私も地方でのライブや営業は減りましたが、家族の時間が増えたのは、よかったなーって。

 長男は人に気遣いができて、優しい子です。次男にミルクをあげてくれたり、「おしっこパンパンだよ」「泣いてるよ」と教えてくれたりするようになりました。

 反対に次男はマイペースで、お兄ちゃんが怒っていても、しぶとくてたくましい。

 初めて弟におもちゃを奪われる経験をした長男は、「いいよって言ってないのに取ったんだよ」と、泣きながら私に訴えてきます。次男がもうちょっと大きくなったら、兄弟げんかも増えていくんだろうな。

家族の食卓を大切に

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 私は料理が大好きで、フードアナリスト2級の民間資格を持っています。うちは食べ物の好みがみんなバラバラなので、長男には野菜を細かくしたカレーだったり、煮物だったり、お肉も軟らかく煮込んだものを。夫はご飯、みそ汁、肉炒めみたいながっつり定食系。私は高たんぱくでヘルシーなものが好きなので、毎日、全部作ります。

 長男は、どちらかというとおかずよりも主食がメインになっちゃう。もっと野菜を食べてほしくて色々と工夫するけど、トマトなどはそのままでは絶対に食べてくれない。

 それが悩みだったので、次男の離乳食は、肉、野菜、果物などを細かくせず、食べたいものを自ら手づかみで食べる「BLW」という方法を試してみました。イギリスなどでは自立心が強くなり、手先も器用になると推奨されているんです。

 そうしたら、次男は好き嫌いもせず、自分からこれを食べよう、あれを食べようという意欲がすごい。長男のときには見られなかった姿なので、もう、うれしくて。

 子どもがご飯を食べてくれないとママはストレスになりますよね。まずいわけじゃないのに、嫌いなものをわざわざつまみ出す。そういうのがイライラの原因になったりしますよね。

 心配していた長男も、最近は「パパのを食べてみたい」と色々な料理にチャレンジするようになりました。長男が食べられるように、夫のおかずも野菜を多めにしたり、ちょっとだけ軟らかめにしてみたり。家族の食卓も、こうやって一つになっていくのかな。温かい気持ちになります。

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子育ての悩み、私も同じ

 次男の出産前、地方でライブがあるときは、長男もよく一緒に連れて行っていました。舞台袖で私が歌っている姿を見てもらって、延泊してUSJで遊んだり、観光をしたり。旅行気分を楽しみながら仕事をしていました。

 最近、長男はユーチューブで私の「BE TOGETHER」を覚え、フルで歌えるようになりました。「これはママの歌」「ママのお仕事」と、私の仕事への理解が出てきて、テレビに出ているのは「亜美ちゃん」、目の前にいるのは「ママ」と区別をつけているみたい。

 保育園でも披露したようで、お迎えのときに先生から「歌っていましたよ」と言われました。うれしいし、恥ずかしいし、変な気持ちです。

 長男が生まれてからインスタグラムを始めました。私自身が子育ての不安や悩みを感じたとき、SNSでみんなの日常を見て救われています。

 LINEで届く子育て情報を利用していますが、「娘が幼稚園から来ないでくださいと言われた」とか、そういう衝撃エピソードや失敗談に触れると、「うちは普通だな」と安心したり、励みになったりする。

 私も子育てのちょっとした悩みや本音を語ることで、「一緒なんだな」とほっとしてもらいたい。人に見られる仕事だからこそ、みんなと同じ日常の姿も身近に感じてほしいと思うようになりました。

 料理や家事をテーマにしたバラエティー番組の出演が増えたのも、家族がいなければなかった仕事です。これからは音楽だけでなく、お芝居にも挑戦していきたい。長男も私の仕事に興味を持ってくれていますし、仕事を通じて子どもたちに「かっこいいな」と言ってもらえる自慢のママになりたいですね。(聞き手・小若理恵)