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 4日の参院予算委員会で、共産党の田村智子氏は、総務省の谷脇康彦総務審議官ら複数の同省幹部がNTTグループ側から高額な接待を受けていたと週刊誌に報じられた問題を追及した。

 報道によると、NTT側から接待されたのは、谷脇氏と、総務省の巻口英司・国際戦略局長と山田真貴子・前内閣広報官の3人。山田氏は、菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から高額接待を受けていたことが明らかになり、3月1日付で「体調不良」を理由に辞職している。

 田村氏は、山田氏が辞職した時に、NTT側からの接待の事実を知っていたか首相に尋ねたが、首相は「承知していません」と答弁。田村氏が重ねて山田氏に事実確認するか問うと、加藤勝信官房長官が「(山田氏が)既に退任されておりますので、当方から事実確認する立場にはない」と答弁した。

 委員室から「えーっ」と疑問の声もあがるなか、田村氏は「菅政権は接待問題の究明をする立場にないのか」と政府の対応をただした。だが、首相は「そこはルールに基づいて、しっかり対応しています」と述べるにとどめた。

 田村氏は続いて、谷脇氏にNTT側からの接待の事実関係を尋ねた。参考人として出席していた谷脇氏は「まずもって、国民のみなさまにさらなる疑念を抱かせることになった点を深く反省し、おわびを申し上げたい」と陳謝。

 その上で、報道されたNTT側との3回の会食について「そのような会合があったと認識している」と認めた。一方、出席者や具体的な金額については確認中とした。