カエルの面に小便(小原篤のアニマゲ丼)

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 パンツを足首まで下ろして「キモチいいぜ」と小便してたブサカワなカエル「ペペ」が、まず筋トレ好きの人たちに気に入られ、次に巨大匿名掲示板で「負け犬」の偶像となり、インスタグラムで「リア充」女性にもてはやされ、それに怒った非モテ男の逆襲のアイコンとなり、更にナチス礼賛や白人至上主義のシンボルにまつり上げられ、最後にはトランプ支持者の大波に乗って米大統領選の最前線に躍り出る――。ペペの創作者がやめてくれと言ったところでカエルの面になんとやら。

拡大する写真・図版映画「フィールズ・グッド・マン」から、カエルの「ペペ」を描くマット・フューリーさん (C)2020 Feels Good Man Film LLC

 こんな驚きの顚末(てんまつ)を追った米ドキュメンタリー映画「フィールズ・グッド・マン」が12日から公開されます。タイトルはカエルのキャラ「ペペ」のセリフ「feels good man(キモチいいぜ)」から。アニメもふんだんにあって面白いです。監督のアーサー・ジョーンズさんとプロデューサーのジョルジオ・アンジェリーニさんにインタビューしました。

拡大する写真・図版監督のアーサー・ジョーンズさん(左)とプロデューサーのジョルジオ・アンジェリーニさん

 ことの始まりは、1979年生まれのシャイなオタク青年マット・フューリーさんが2005年にネットに発表したマンガ「ボーイズ・クラブ」。フューリーさんが自分と友人たちをモデルにして、ペペと仲間のグダグダした日常を下品な笑いにまぶして描きました。その中の1コマ(小便して「キモチいいぜ」)から、ペペはネット上で勝手に模倣され改変され拡散するネタ(「ミーム」=模倣子)となります。

 分身と言えるペペを乗っ取ら…

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