丸川氏の別姓反対、首相「活動知っていても大臣に任命」

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 4日の参院予算委員会で、共産党の田村智子氏は、選択的夫婦別姓に否定的な姿勢を示している丸川珠代氏を、ジェンダー平等に取り組む男女共同参画担当相へ任命した菅義偉首相の責任を追及した。

 田村氏は、選択的夫婦別姓制度への反対を呼びかける書状に丸川氏が名前を連ねていたことを指摘し、「承知の上で男女共同参画の担当大臣にしたのか」と質問した。首相は「丸川大臣が一政治家としてこうした活動するということは、おかしくはないと思う。(書状については任命時に)承知していないけれども、事実を知っていても、大臣は丸川さんにお願いする」と述べた。

 田村氏は「今回の任命は(東京五輪パラリンピック大会組織委員会会長の)森氏の辞任に端を発している。男中心社会の当たり前を赤裸々に示した発言に、多くの女性たちが森氏個人の問題にとどめずにジェンダー平等の視点で問い直そうというムーブメントが始まっている中で、丸川氏はこれに抵抗する側であることを具体的な行動で示した」と主張。

 さらに、丸川氏が3日の予算委で選択的夫婦別姓に反対する理由を答弁することを拒んだ際、「(男女共同参画担当の)職員にも、実は私の個人としての考えを伝えていない。私の意見に左右されないで国の政策を進めていただきたい」と説明したことについて、田村氏は「自分の存在が職員の仕事の阻害になってしまうと認めているようなものだ」と指摘した。

 田村氏は「総理の任命責任が問われている」と重ねてただしたが、首相は「適材適所の観点から、丸川大臣の能力、経験などを総合的に考慮して、大臣に任命した」とし、任命に問題はないとの認識を示した。