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 大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が市役所に家庭用サウナを設置した問題などを調べる市議会調査特別委員会(百条委員会)は4日、冨田氏を改めて証人喚問した。冨田氏は通勤で使い、後に返金したタクシーチケットについて「私的利用ではない」とし、問題はないとの認識を強調した。

 冨田氏は昨年8~10月、市役所と東大阪市の自宅との行き来にタクシーチケットを計15回使った。

 百条委で委員から「チケットは公務以外では利用できない」と指摘されると、冨田氏は「公用車より公費や職員の負担が軽くなるため使った」と述べた。自身を処分する考えがあるかを問われると、冨田氏は「私的利用ではなく、処分は必要ない」とした。

パワハラ疑惑に「事実ない」

 百条委は市職員へのアンケートや証人尋問で、冨田氏のパワハラがあったかも調査してきた。

 委員からは「職員を大声で叱責(しっせき)し、書類を破り捨てた」「会議で職員の説明に納得できず、書類を投げつけた」といった「疑惑」をただす質問が相次いだが、冨田氏は「そのような事実はない」と一貫して否定した。一方で、「職員に業務上必要な指導をしたことはあった」とも述べた。

 昨年10月にニュースサイト「デイリー新潮」が問題を報じた際、冨田氏が持ち込んでいたサウナなどの動画も公開された。

 冨田氏は百条委で「動画を撮ってマスコミに流す職員もいる」と発言した。委員から「犯人捜し」をするかとただされると、冨田氏は「したことはないし、するつもりもない」とした。(瀬戸口和秀)