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 中国共産党の習近平(シーチンピン)指導部が、香港民主派への締めつけをさらに強める。5日、北京で開幕する全国人民代表大会(全人代)で、香港の選挙制度の改変に着手。「愛国者による統治」の名の下、民主派を政治の舞台から排除する内容になるとみられ、香港の民主主義は大きな試練を迎える。

 「愛国とは、中国を愛することだ」

 中国政府で香港政策を統括する香港マカオ事務弁公室のトップ、夏宝竜主任は先月28日から2日間、香港の隣の広東省深圳市で開かれた会議に出席。香港の各界代表らを前に力を込めた。夏氏は先月22日にも北京での会議で「愛国者だけが香港を統治できる」との方針を表明するなど、香港の選挙制度改変に向けた地ならしを進めてきた。

 国営新華社通信は、深圳での会議で、香港からの参加者は「愛国者でない者が国や国の一部を治めることを認める国は世界にない」などと夏氏に賛同したと配信。中国メディアや香港の親中紙も連日、香港市民の多くは選挙制度改変に賛成しているなどと大々的に報道。香港選出の全人代代表らが「今がその時だ」(馬逢国氏)などと発言し、今回の全人代で関連議案が審議されるとの見方が強まっていた。

民主派を警戒?

 香港の報道によると、改変の対…

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