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 国軍がクーデターで権力を握ったミャンマーで3日、治安部隊が各地でデモ参加者に発砲し、38人が犠牲になった。1日の犠牲者数としては2月1日のクーデター以来最悪で、武力弾圧は激しくなる一方だ。最大都市ヤンゴンでは外出を控える人が増え、街は閑散としている。

 ヤンゴン東部では3月3日、治安部隊が実弾や催涙弾を発射してデモ参加者を強制排除した。SNSでは、当時の様子を市民が撮影したとされる動画が拡散。動画によると、多くのデモ参加者が逃げ去った後、現場に残っていた男性が警官によって物陰から連れ出され、無抵抗のまま銃撃された。警官は倒れた男性の体を引きずり、道の中央にさらした。

 現場近くの防犯カメラ映像を入手したとする地元メディアの配信映像によると、治安部隊は負傷したデモ参加者の応急手当てにあたった救急隊員3人を救急車から降ろし、銃床や警棒で打ちのめした。現地報道によると、治安部隊は救急隊員3人と救急車の運転手を拘束したほか、別の救護団体の事務所を捜索し、備品を破壊したという。

 現地の人権団体「政治犯支援協会」によると、治安部隊は3日、ヤンゴンや第2の都市マンダレー、中部モンユワなど少なくとも7都市で実弾を使ったという。国連は現地の映像の分析から、治安部隊が連射して多数を殺傷できる短機関銃を使ったとみている。

治安部隊の弾圧はなぜ激しさを増すのか。記事の後半で、専門家が解説します。

「治安部隊は犯罪組織」の批判も

 マンダレーでは4日、前日のデ…

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