コロナ禍の移住希望先、1位は静岡 首都圏へ好アクセス

宮川純一
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 地方への移住希望者を支援する認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」が5日付で発表した2020年のアンケート結果で、静岡県が移住希望先で1位となった。08年に同調査が始まって以来、初めて。2位は山梨県、3位は長野県と隣県が続いた。

 ランキングは、同センターへの相談者に対するアンケート(相談カード)などを元に集計。17~19年は長野県が3年連続1位だったが、首都圏からのアクセスの良さや、新型コロナ禍でオンライン相談の窓口を早くから開設したことなどで静岡県の人気が高まったとみられる。

 同センターの担当者は、「コロナ禍で首都圏から行きやすい場所への注目が高まった」と分析。県くらし・環境部企画政策課の小池美也子参事は「就労先が多く、気候も温暖なことが人気を集める理由ではないか」と話した。

 同センターは東京と大阪のオフィスを拠点に地方移住希望者と移住受け入れを図る自治体を結ぶ活動をしている。現在、東京・有楽町のオフィスには40の道府県と静岡市神戸市が専属担当者を置いて相談窓口を設けている。

 センター利用者は、調査を始めた08年以前は、50代以上が約7割を占め、引退後の「田舎暮らし」の需要が高かったが、最近では40代以下の来所者が7割以上を占めるなど、現役世代の利用が増えているという。(宮川純一)