NZ北東部の諸島でM8の地震 太平洋広域で津波の恐れ

シドニー=小暮哲夫
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 米地質調査所(USGS)によると、ニュージーランドの本土から1千キロほど離れた同国領のケルマディック諸島で5日午前8時28分(日本時間同午前4時28分)ごろ、マグニチュード(M)8・1の地震があった。米ハワイ・ホノルルにある太平洋津波警報センター(PTWC)はニュージーランドや周辺の島国のほか、太平洋の広域で津波警報を出した。

 日本の気象庁によると、日本の沿岸では若干の海面変動がある可能性はあるが、被害が出るような津波の心配はないという。

 USGSによると、震源はニュージーランド北部ファンガレイの北東1029キロで、震源の深さは19キロ。PTWCによると、オーストラリア領のノーフォーク島で56センチ、ニュージーランド北東部グレートバリア島とバヌアツのタンナ島でそれぞれ30センチの津波が観測された。メキシコ、チリ、ペルーなどにも30センチ~1メートルの津波が達する可能性があるという。

 ニュージーランドでは5日午前2時27分に北東部ギズボーンの北東175キロでM7・3の地震が発生。さらに午前6時41分にケルマディック諸島でM7・4の地震が起き、政府が北部や北東部の沿岸部の住民らに高台への避難を呼びかけているところで3度目の地震が起きた。

 ニュージーランドの北側の太平洋地域は、太平洋プレート(岩板)とオーストラリアプレートの境界にあたり、地震が起きやすい地域だ。USGSによると、今回の地震に近い場所では、1917年にM8・2、76年にM8・0の地震が起きた。(シドニー=小暮哲夫)