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国内初、若年がん患者の大規模イベント 3月14日から

後藤一也
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 国内初となる若年がん患者の大規模イベント「AYA week 2021」が3月14~21日に開かれる。期間中は全国70以上の支援団体が様々なイベントを企画している。多くの人に若年がん患者のことを知ってもらいたいという。

 主催は「AYAがんの医療と支援のあり方研究会」。イベントはオンラインの患者交流会、治療の現状に関する動画配信のほか、花火の打ち上げ動画の配信も計画されている。

 詳しいプログラムはHP(https://ayaweek.jp/別ウインドウで開きます)に掲載されている。

 国内で毎年新たにがんと診断されるのは約100万人。そのうち、0~14歳の小児がん患者は約2500人。そして、15~39歳のAYA(Adolescent and Young Adult)と呼ばれる世代のがん患者は約2万人いる。

 18歳未満なら小児慢性特定疾患医療費助成の制度があり、40歳以上になると介護保険の対象となる。AYA世代の多くが公的支援の「谷間」にあたる。

 AYA世代は、大学進学、就職、結婚、子育てなど、多くのライフイベントがある時期。就職したばかりで貯蓄も少ないことがあり、公的支援が求められている。

 4月以降、がん治療前に卵子や精子、受精卵などを凍結保存しておく「妊孕(にんよう)性温存療法」に助成する制度が始まる。準備の整った都道府県から順次始まるが、まだこうした支援だけでは不十分とされている。

 イベントを通じて、AYA世代の実態を知ってもらい、がん検診の啓発や、治療をしながら安心してくらせる社会を訴えていく。(後藤一也)