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 昨年はコロナ禍で2カ月以上、延期された中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)。政権は威信をかけて感染拡大の抑え込みを図り、例年通りの日程での開幕にこぎつけた。ただ、感染対策で様々な制限が残り、昨年に続き異例の全人代となる。

 中国時間午前9時(日本時間同10時)、全人代が開幕した人民大会堂では、青いマスクをした約3千人の代表らが、マスクなしで会場入りする習近平(シーチンピン)国家主席ら党指導部メンバーを拍手で迎えた。

 コロナ禍以前、開幕式には内外から数千人の記者やカメラマンが集まったが、今回は政府は現場入りできるメディア関係者の数を大幅に絞り込んだ。

 会場入りが許可された記者らは、前夜にPCR検査を受けた後、隔離先で1泊し、指定のバスで移動するよう求められた。

 政府活動報告や予算案など関係の資料はオンラインで入手できる仕組みに。かつて各国の記者が、いち早く配布資料を入手して経済成長率などを伝えようと、未明から人民大会堂前に列をなした光景は見られなくなった。

 1年前、中国政府は湖北省武漢を中心に広がった新型コロナの感染を抑えられず、1985年から続いた全人代の「3月開催」を断念。5月まで延期を余儀なくされた。

 その後、広範囲に及ぶ封鎖や徹…

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