世界各国で人気を集める「科学漫画サバイバル」シリーズが、日本国内でも1千万部を超えた。「深海のサバイバル」「超高層ビルのサバイバル」などで、ジオやピピたちが登場する漫画を描くのが、韓賢東(ハン・ヒョンドン)さんだ。東日本大震災から10年に合わせて出版される「防災のサバイバル」の作画も担当。日本での人気や読者への思いについて、文書で取材に応じた。タフな少年ジオを描く韓さんだが、この作品の締め切りは病院で迎えることになったという裏話も。
――「サバイバル」シリーズは、世界中の子どもが楽しんでいます。漫画を描く上で、どのようなことを心がけていますか。
私が幼い頃のことを思い出してみると、必要なのは、想像力と表現欲求だと思います。
最近は技術と資本を使った立派なSF映画やファンタジー映画がたくさんありますが、その想像力の多くは、昔から漫画を通じて接することが出来たものです。子どもたちの好きなマーベル映画も、すべて漫画の想像力から始まっています。
漫画にとって想像力は欠かすこ…
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