井山、棋聖新記録の9連覇 七大タイトル50の大台に

大出公二
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 囲碁の第45期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)の第5局が4、5日に新潟県南魚沼市で打たれ、井山裕太棋聖(31)=名人、本因坊を合わせ三冠=が、挑戦者の河野臨九段(40)に152手で白番中押し勝ちした。シリーズ4勝1敗でタイトル防衛を決め、棋聖戦史上最多の9連覇を遂げた。七大タイトル獲得総数も50の大台にのせ、自身の持つ最多記録を更新した。

 井山の七大タイトル9連覇は、昨年の本因坊戦に続き2度目。高川格九段(故人)の本因坊9連覇(1952~60年)と並ぶ歴代2位タイを占め、5月開幕の本因坊戦七番勝負で歴代1位の趙治勲名誉名人(64)が持つ10連覇(89~98年)に挑む。

 過去7度にわたり井山への七大タイトル挑戦をすべて退けられてきた河野は、昨年に続き棋聖に挑戦したが、今回も及ばなかった。

 井山は棋聖の連覇記録とタイトル獲得総数の更新について「一局一局ギリギリの勝負の中で、よくここまで積み重ねてこられたと思う。もちろんうれしいが、これからのほうが大事かなと思っている」と話した。(大出公二)