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 大阪湾と播磨灘で6日、春の訪れを告げるイカナゴの新子(しんこ)(稚魚)漁が解禁になった。

 兵庫県明石市の林崎漁港には午前8時すぎ、沖合で捕れたばかりの新子を積んだ最初の漁船が戻った。初水揚げは4カゴ。1カゴ(約25キロ)あたり9万5千円と、この5年で最高の値がついた。

 兵庫県によると、県内のイカナゴの漁獲量は2016年まで1万トン程度が続いていたが、17年に1001トンに激減。その後も回復せず、20年は147トンと過去最低だった。瀬戸内海の水質の改善が進んだ結果、餌になるプランクトンが減ったためと考えられている。

 今年も低調が予想され、漁業者らは解禁日を昨年より1週間遅らせて操業日数を減らし、翌年に少しでも資源を残すよう試みた。

 林崎漁協の担当者は「資源が減っているのを目の当たりにした。少しでも値段が下がって多くの家庭に行き渡って欲しいのですが」と話した。(青瀬健)