プロバスケットボールNBAは前半戦を終え、オールスターの中断期間に入った。ラプターズの渡辺雄太(26)はNBA3年目にして初めて先発を経験し、ウィザーズの八村塁(23)は2年目の今季も先発の座を不動にしている。元男子日本代表監督で、NBA解説者の倉石平(おさむ)さんに前半戦を振り返ってもらった。
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無個性が信頼を生む個性に
渡辺雄太が3日のピストンズ戦に先発した。新型コロナウイルスの影響で多くの選手が欠場したタイミングとはいえ、ドラフト外から先発まで到達し、非常に意義深い試合になった。NBA選手になるのですら狭き門。まして先発となれば、その価値はぐっと高まる。
実は、スタッツだけを見れば、平均プレー時間、平均得点、平均リバウンドなどは、グリズリーズでプレーした1年目の数字と大きく変わっていない。
にもかかわらず、出場試合数…
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