「夫婦別姓」賛成派と反対派 議論かみ合わないワケは

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聞き手・杉原里美
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 夫婦別姓を認めるかどうかの議論は、賛否の意見が激しく対立します。なぜなのでしょうか。福岡県立大学の阪井裕一郎専任講師(家族社会学)は、「議論がかみ合っていない」と指摘します。

「個人主義」ではなく「個人の自由」

 ――夫婦別姓の意見の対立をどうみますか。

 まず、議論の大前提として、「別姓と同姓のどっちがいいか悪いか」「日本の伝統はどちらか」「男女平等か不平等か」という問題ではないということを確認したいと思います。問われているのは、すべての夫婦に同姓を強制してもいいのかという問題です。

さかい・ゆういちろう 1981年、愛知県生まれ。専門は家族社会学。博士(社会学)。2017年4月から現職。2021年5月、著書「事実婚と夫婦別姓の社会学」を白澤社から刊行予定。

 ――「家族が崩壊する」「日本の伝統だ」といわれると、賛成派は説明して納得してもらう必要があるのでは。

 「別姓家族にも絆がある」と…

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