調子悪くても…150キロ 大阪桐蔭の二枚看板が躍動

山口裕起
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 いきなりの球速150キロ計測。高校野球の練習試合が6日に解禁され、第93回選抜大会に出場する大阪桐蔭の右腕・関戸康介(2年)が滋賀県で行われた京都外大西戦で成長ぶりを見せつけた。

 五回から2番手で登板した関戸は、直球主体の投球で打者を圧倒。球は高低に荒れたが、それも持ち味の一つ。打者に的を絞らせず、5回を1安打無失点に抑え、九つの三振を奪った。八回1死から右打者の外角低めにずばっと投じた1球は、視察に訪れていたプロスカウトのスピードガンで150キロを計測した。

 ただ、本人は本調子ではなかったという。「まだ70%くらい。でも150キロが出ていたのは、冬に下半身を鍛えた成果が出たのかも」とさらり。昨年は右手の中指と人さし指をけがして出遅れたが、冬場にチームと別メニューで黙々と投げ込んでいた。

 この日は、同じドラフト候補の左腕・松浦慶斗(2年)も、先発で4回を3安打無失点8奪三振と好投。「下半身を使って投げられた」と満足げだった。2人で計17三振を奪う零封リレーに、「甲子園でも助け合って勝ち進みたい」と関戸はうなずく。打撃でも2本塁打を含む11安打13得点で圧倒し、チームは3年ぶりの選抜優勝に向けて視界良好だ。(山口裕起)