プラごみ、どう再利用する? 中学生らから提案次々

野上隆生
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 福岡県大木町の中学生と九州大の学生がプラスチックごみの再生製品についてアイデアを出し合う「未来のプラスチックワークショップ@大木町」が6日、大木町福岡市の大学、北九州市のプラスチック再生工場などをオンラインで結んで開かれた。中学生が出したアイデアをもとに、魅力的なリサイクル製品づくりを実現したいという。

 29種類のごみの分別回収など環境問題に積極的な大木町や九州大大学院芸術工学研究院、プラごみの再生に取り組む企業などでつくる「プラスチック・リサイクル・ループ研究会」(代表=近藤加代子・九州大大学院教授)の主催。プラごみ回収を有効に機能させる動機付けにしてもらおうと開いた。

 まず大木町環境プラザから実況中継し、町内のプラごみの分別回収状況を説明。プラスチックの再生事業を手がける「いその九州事業所」(北九州市)は、リサイクルでできるプラ製品の原料を見せるなど再生の流れを解説し、九州大大橋キャンパス(福岡市)の工作工房は、工作機械を使ってプラスチックの加工・形成を実演した。

 分別・回収されたプラごみの再生の過程を学んだ後、大木町の「こっぽーっと図書・情報センター」に集まった町内の中学生7人と九大大学院生らが、回収したプラごみを使って何ができるかを議論した。町特産のキノコの形をした分度器やアスパラガス形のはしなど、かわいらしい文房具や魅力的な生活用品に生まれ変わるアイデアを次々に提案。オンライン参加した複数の企業から「再生品でも(消費者が)手を伸ばしやすくなるいいアイデア」「商品化の努力をしたい」という声が相次いだ。

 尾方義人・九州大大学院准教授(工業デザイン)は「出てきたアイデアをもとに大学で設計し、中学生のアイデアが具体的な形になるよう、今後いろいろな人と協力したい」と話した。野上隆生