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 愛媛県立とべ動物園(砥部町)で6日、カピバラに温泉をプレゼントするイベントがあった。松山市の温泉施設「喜助の湯」が協力し、地下約1700メートルからくみ上げた46度の源泉を、飼育スペースにある岩風呂に注いだ。

 もともと南米に生息し、暖かい環境を好むカピバラのために企画した。「美人の湯」とも呼ばれるアルカリ性の源泉に、大分県産のザボンを浮かべ、おもてなしの準備は万全だった。

 カピバラ舎から出てきた3頭は大勢の来園者に驚いたのか、岩風呂に近づいたり、止まったり。「だるまさんがころんだみたい」と話す来園者も。

 飼育員が岩風呂の中に置いたササも、カピバラは引っ張り出して食べ始めた。来園者から笑い声があがると、前田洋一園長も苦笑いしつつ、「これが草食動物の慎重さ。臆病なのは、生き残るための知恵なんです」と解説していた。(照井琢見)