大坂なおみのように闘う選手 「女性の権限強めたい」
ロンドン=遠田寛生
フランスの女子フェンシング選手、イサオラ・チブスさん(29)は、スポーツ界での男女やジェンダーの格差をなくしたいと思い、女子選手の地位を高めるための活動を始めました。黒人でもあり、差別を受けてきたと言いますが、「大事なのは嫌な思いをしたリストを作ることではない」と話します。思いを聞きました。
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残念ながらスポーツ界で男女やジェンダーによる格差は存在します。でも成長しようと一生懸命なのは男性だけではありません。女性のパフォーマンスにだって価値はあると思います。
だから不平等を話し合うだけでなく、女性の権限を強めていきたい。目標は「女子スポーツが正当な扱いを受けること」です。
もし男子競技と同じように資金力があり、メディアなどからの注目度が与えられれば、女子スポーツの魅力を理解してくれる人が増えるかもしれません。そう思い立ち、昨春にプラットフォームをつくりました。
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男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]