京都の秘宝、14カ所で4~6月に特別公開 快慶の作も

久保智祥
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 京都古文化保存協会などが主催する春の「京都非公開文化財特別公開」(朝日新聞社特別協力)の概要が決まった。協会が8日に発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、全体の会期を4~5月の前期と6月の後期の長期に設定し、期間中に寺社など14カ所が個別の日程で分散して公開する。会場では検温を実施し、密集を避けるなど感染防止策を徹底する。

 京都市下京区の大行寺(だいぎょうじ)では4月1日~5月16日に、鎌倉時代の仏師・快慶の晩年の作、阿弥陀如来立像(国重要文化財)が公開される。像高約82センチで、左足のほぞには「巧匠法眼(こうしょうほうげん)快慶」の墨書銘がある。快慶が確立した「安阿弥様(あんなみよう)」と呼ばれる端正な阿弥陀立像の秀作だ。

 このほかの公開は次の通り。

 【前期】上賀茂神社、下鴨神社=4月1日~5月5日▽雙林寺(そうりんじ)、大雲院、八坂庚申(こうしん)堂 金剛寺、平等寺、金光寺=4月1日~5月16日▽知恩院大方丈・小方丈・方丈庭園=4月27日~5月6日▽東寺五重塔=4月29日~5月9日▽梅辻家住宅=5月1~9日。

 【後期】常照寺、大報恩寺(千本釈迦堂)=6月1~20日▽北野天満宮=6月12~20日。

 拝観料は1カ所あたり大人1千円、中高生500円(一部異なる)。公開期間などが変更となる場合もあるため、詳細は協会ホームページ(http://www.kobunka.com/別ウインドウで開きます)で確認を。問い合わせは協会事務局(075・451・3313)へ。

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 特別公開の拝観料収入は、文化財の修理や保存に役立てられています。(久保智祥)