コロナ対策、完全無人化 鳥取市の弁当店

新型コロナウイルス

宮城奈々
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 鳥取市の弁当店「Bento Piccolo(ピッコロ)」は、1月から市内に二つある店舗でセルフレジを活用した無人販売を始めた。新型コロナウイルス感染防止のため、客と店員の接触機会をなくす狙いがある。

 「わらべ館」そばの西町店。店のドアには「無人販売」とある。訪れた客は無人の店舗に入ると、ショーケースに並んだ弁当を手に取り、セルフレジでバーコードを読み取る。誰とも会うことなく会計を済ませることができ、わずか1分足らずで退店する客もいた。

 ピッコロの懸樋(かけひ)香代子代表(41)によると、店は新型コロナウイルスの影響で会議や運動会などの大口の注文が「ゼロ」の状態に。外出自粛の影響で配達の販売は増えたものの、毎月の売り上げは前年の10~15%ほどの減少が続いているという。

 セルフレジは、コロナ禍で対面せずに弁当を配達する「置き配」を希望する人が増えたことや、スタッフの中に小さな子どもを育てる人が多いことから、感染リスクをできる限り減らすために導入した。昨年7月ごろに県の「企業内感染症防止対策補助金(体制整備型)」を活用して2台を購入。機械の操作に慣れてもらう準備期間を経て、今年から完全に無人化した。店舗に勤務していたスタッフは調理や配達など別の仕事に回り、効率化も図ることができているという。

 店舗には盗難対策として防犯カメラ3台を設置。トラブル発生に備えて営業時間中は事務所とテレビ電話もつないでいる。懸樋代表は「自分のペースで買い物できるとおおむね好評をいただいている。スタッフにも安心感がある」と話す。(宮城奈々)

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