鴨川市長に長谷川孝夫氏 現市政批判し返り咲き 千葉

川上眞、福冨旅史
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 鴨川市長選は7日、投開票され、無所属で前市長の長谷川孝夫氏(72)が、前県道路公社理事長で無所属新顔の吉田行伸氏(62)=自民党推薦=を破り、2度目の当選を果たした。当日有権者数は2万7635人。投票率は61・60%(前回65・75%)だった。

 長谷川氏は当選を決め、市内貝渚の事務所に姿を見せると、支援者から拍手と歓声が沸き起こった。花束を手渡された長谷川氏は「海、山、川など素晴らしい財産を生かして明るく活力あふれるまちづくりをしていきたい」と語った。

 長谷川氏は、前回の選挙で891票差で敗れた亀田郁夫市長が昨夏、再選を目指して立候補を表明すると、約1カ月後に自らも立候補を表明した。

 選挙戦では、市の第三セクター「鴨川マリン開発」をめぐる混乱など亀田氏の一連の市政運営を念頭に「鴨川新生」を掲げ、「市政は市民が主役。さまざまな声を誠実に聞く市政を実現する」と訴えた。

 亀田市政に批判的な立場を取る市議らの支援を受けて優位に展開。市内各所で市議らと街頭演説を行ったり、ユーチューブとSNSで積極的に発信したりして支持拡大を図った。

 吉田氏は道路行政に長く携わった経験を強調。「これまでに培った人脈とパイプで市のインフラ整備の即戦力になれる」と訴えたが、及ばなかった。(川上眞、福冨旅史)