ミャンマー警官ら続々避難…悩むインド、裏に中国の脅威

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ニューデリー=奈良部健
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 ミャンマーでクーデターによって権力を掌握した国軍と、それに抗議する市民の対立が止まらない状況に、隣国インドが苦慮している。両国は近年、安全保障や経済で協力関係を深めてきた。民主主義を掲げるインドはクーデターを容認できないが、国軍批判を強めればライバル関係にある中国寄りに追いやる可能性があり、慎重姿勢を維持するほかないとみられる。

 インドメディアによると、2月1日のクーデター以来、ミャンマーから警官ら少なくとも23人が越境してインドに逃れた。警官は抗議デモ参加者に対する弾圧命令に従わず、迫害を恐れてインドに避難したとみられる。こうした「クーデター難民」への対応は、インド政府の喫緊の課題になっている。

 インド外務省は2月1日のクーデター直後に出した声明で、「法の支配と民主的な手続きは守られなければならない」として「深い憂慮」を示した。だが声明は46語のごく短いものだった。それ以降、インド政府は静観を保っている。

 インド政府の慎重姿勢の背景には、ミャンマー経由でインド洋進出を狙う中国の脅威がある。

 中国は巨大経済圏構想「一帯…

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