コロナ禍で売れ残ったブンタン クラフトビールに変身

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 友好の証しは、さわやかなかんきつ類の香りとたんぱく質を多く含んだ小麦が織りなす上品な味。高知県土佐市産のブンタンと北海道江別市名産の小麦「ハルユタカ」から生まれたクラフトビール「文旦WHITE(ホワイト)」が、13日から限定発売される。

 土佐市は1978年、ともに製紙業が盛んで南北の対照的位置にある江別市に呼びかけて友好都市提携を締結。両市では市民や物産の盛んな交流が行われ、ブンタンが江別市の小中学校給食で出ることもあった。

 しかし昨年3月、江別市内で特産品を売るアンテナショップ「GET’S」では、新型コロナウイルス感染症流行による客足の減少で、土佐市から仕入れたブンタンが大量に売れ残った。困った店はSNSで緊急値下げをアナウンス。これを知った江別市内のクラフトビール醸造会社「SOCブルーイング」が支援に動いた。買い求めたブンタンを原料に急きょ1千リットル仕込んだ「文旦WEIZEN(ヴァイツェン)」は好評のうちに完売し、今年第2弾を企画することになった。

 同社によると、今回のビールはブンタンの香りをより生かせるホワイトエールに変更。果汁と共にブンタンの皮も漬け込み、ジューシーなうまみと凝縮された風味を堪能できる。アルコール分は5%で苦みが少ないため、ビールが苦手な人も楽しめるという。

 330ミリリットル瓶(税抜き560円)を2千本限定で市内取扱店などで販売。本社工場でも土・祝日に直売、オンラインショップ(https://beer.ocnk.net/別ウインドウで開きます)でも入手可能だ。同社の札幌市内の直営バーや、高知市の観光名所はりまや橋に近いパブ「アモンティラード」などでは樽(たる)生ビールとしても提供する。問い合わせはSOCブルーイング(011・391・7775)。