長期金利の変動幅拡大容認も 日本銀行の雨宮副総裁講演

有料会員記事

渡辺淳基
[PR]

 日本銀行の雨宮正佳副総裁が8日、オンライン形式で講演し、来週発表する金融政策の点検作業のポイントを説明した。焦点の一つである、金融政策で低く抑えている長期金利について、個人の考えとして、変動する幅を広げることを認める考えを示した。

 日銀は、国債の買い入れの量を調整することで、10年の金利をゼロ%程度に抑え込む政策を進めている。金利の変動の許容範囲は「上下0・2%程度」としてきた。しかし、低金利が長引き金融機関の運用が難しくなるなど副作用も出ており、市場の状況に合わせて日銀が金利の変動幅の拡大を認めるのではないかとの観測が出て、長期金利は上がっていた。

 黒田東彦総裁が先週末の国会答弁で「変動幅の拡大が必要と思っていない」と発言して観測を打ち消したが、雨宮氏は講演後の質疑で、個人の見解として「金融緩和の効果が損なわれない範囲で、もっと上下に動いても良い」と述べ、黒田氏の発言を修正した。

 国債市場について「多くの指…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら