IOC、今月中に海外観客を判断 リレー実施には期待

ロンドン=遠田寛生
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 国際オリンピック委員会(IOC)のスポークスパーソンで広報責任者のマーク・アダムズ氏は8日、受け入れが困難という見方が強まっている東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの海外からの観客について、「3月末までには判断すると思う」と発言した。オンライン形式で開かれた理事会後、記者会見で語った。すでに東京大会組織委員会の橋本聖子会長は、聖火リレーが開始する今月25日までに決めたい方針を示している。日本国内に限定した場合や、観客数の上限に関しては「時期尚早」と明言は避けた。

 この日の理事会は、主に10日から始まるオンラインでの総会準備に費やした。東京大会の報告や議論は特になかったという。

 一方で、聖火リレー実施への期待は寄せた。日程の都合も含めて辞退者が続いているが、IOC内に心配する声は上がっていないと説明。「五輪にとって聖火リレーが重要な瞬間になるのは明らかだ。大会に向けた発射台のような存在として、いつものように盛り上がりをもたらしてくれると、我々は自信を持っている」と話した。(ロンドン=遠田寛生)