ウーバーが新報酬システム 配達員「収入減」と抗議も

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吉田貴司、藤えりか
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 飲食宅配代行サービスの「ウーバーイーツ」は、配達員への新たな報酬システムを一部地域で試行し始めた。これまではエリアと配達距離に連動していた報酬が、繁閑に応じて変動する仕組みになり、配達員からは「収入が減った」「一方的な変更だ」などと反発する声も出ている。

 配達員は、ウーバーのアプリを通じて、店からの料理などの配達を個人事業主として請け負う。従来は、地域ごとに一定の基本報酬のほか、配達距離に応じた報酬などを受け取っている。

 ウーバーによると、3月から京都市福岡市で試行している新たな報酬体系では、状況によって報酬が変動する。昼食や夕食時など、配達依頼が多い時間帯は従来より報酬が上がるが、依頼が少ない時間帯は下がる。需給に応じて報酬が変わる「ダイナミックプライシング(変動報酬制)」だ。

 ウーバーの担当者は「透明性と効率性を高めた。ピークの時間帯に、より多くの人に働いてもらいたい」と説明する。一方で、従来は配達開始まで分からなかった配達距離を、受注前に分かるようにしたという。

 ただ、配達員として週5~6日働く京都市内の男性によると、新体系になって当初3日間の報酬は配達1回あたり120円台~300円前後ばかりで、従来より2~3割減ったという。男性の試算では、旧体系での報酬を上回ったのは1度だけで、特に長距離の配達で減額が大きかった。「明確な仕組みは一切説明されず、会社側のさじ加減で、いくらでも変わる。どんな計算式か公表してくれないと不安だ」と憤る。

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