根室に戻る出稼ぎ者、市が検査費補助 市外で学ぶ学生も

大野正美
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 北海道根室市新型コロナウイルス感染防止策として、市外に出稼ぎに出ている人が帰省する前にPCR検査や抗原検査を受けた場合、1人1回につき、最大1万円を補助することを決めた。

 水産業の盛んな同市では、コンブ漁などが休みになる冬季に漁業者の多くが出稼ぎに行き、春の漁期に合わせて戻ってくる。

 補助の対象となるのは、こうした出稼ぎ者や市外で学ぶ学生など。1カ月以上~1年未満、市を離れていたことが条件となる。

 また、出稼ぎ先や就学先の周辺に検査施設がなく検査を受けられない場合は、帰省後に市が抗原検査キットを配布する。陽性の場合は医療機関を受診するなどの対応をとってもらう。市は「出稼ぎ者を対象とするのは全国的にも珍しい措置。陰性を確認のうえ、安心して帰省生活を送ってもらいたい」と話す。

 市は当面、検査補助、検査キットの配布にそれぞれ150人の利用を見込み、計208万円の予算案を市議会に提出した。(大野正美)